- 条件変更について
- 条件変更だけではなく、その他の対策と合わせて検討しましょう。
住宅ローンの返済が苦しいといった場合、その状況に応じてどのような条件変更が効果的か検討します。
条件変更には限界がありますので、他の対策と組み合わせて対応することが必要になる。
住宅ローンの返済が苦しいといっても、家庭よって状況は様々です。
貯蓄はある程度あるけれど、毎月の給料やボーナスだけでは返済に不足する
場合と目処が立たない場合と、いろいろなケースがあります。それぞれに合った
対策を講じることが大切になります。
住宅ローンの条件変更といっても、大きく改善するような方法は、そう多くは
ありません。家計の見直しなど他の対策と合わせて対応していくことがポイントです。
さらに条件変更の際は5,000円~10,000円程度の手数料がかかります。
●毎月返済とボーナス返済の比率を変える
もし、ボーナスが減ったためにボーナス返済が苦しくなった場合には、ボーナス返済を減らし、その分毎月返済額を増やします。.毎月返済額が増える分、その他の生活費に影響しますので、家計のやりくりを見直す必要が出てきます。
●元金均等返済と元利均等返済に切り替える。
元金均等返済で借りている場合は、元利均等返済に切り替えることで毎月返済額を減らすことができます。ただし、全期間の返済総額は増えることになります。
●一定期間元金返済を据え置く
例えば、子どもの教育費と住宅ローンの返済が重なって、家計のやりくりが苦しくなってしまった場合など、一定期間を乗り切ればその後の返済は可能な場合は、一定期間元金を据え置いて利息のみを支払うという方法もあります。
ただし、その間は全く元金が減らないので注意が必要になる。据置期間終了後は、据置いていた分の元金も合わせて返済するので、据置前より返済額は増えてしまいます。
将来のライフプランを考えて利用する必要があります。また、金融機関によっては、元金据置に対応してくれないところもあるので、ローン契約時に確認することが大事になります。
■金利の引き下げ
変動金利を利用している人、固定金利期間選択型の住宅ローンを利用していて固定期間が終了する人などは、要件を満たせば金利を引き下げてくれる場合があります。
金融機関によって対応は様々ですが、最低条件としては過去に住宅ローンの延滞がないことが挙げられます。