- 日本学生支援機構の奨学金制度はどのようなものがあるの?
- 奨学金は大きく分けて貸与型と給付型があります。
奨学金の貸与型は、大学卒業後に本人が返済するもので、奨学金の多くがこのタイプです。
給付型は返済義務がありませんが、その分条件は厳しくなっています。貸与型は、返済義務があるとはいえ、利息がかからない又は、利息がかかっても低金利であるものが多く、国、自治体、民間団体、大学など様々な団体が主宰をしています。
その中でも日本学生支援機構は代表的な機関で、無利息の「第一種奨学金」と年3%を上限とする利息を支払う「第二種奨学金」の2種類を扱っています。
奨学金は、入学してからでないと貸与または給付されませんので、
入試にかかる費用や入学前に納付しなければならない入学金、
授業料は事前の準備が必要です。
●所得連動返済型無利子奨学金制度(平成24年創設)
第一種奨学金の中に設ける制度で、貸与月額は第一種奨学金と同じである。
学生が返還への不安から奨学金の申込みを躊躇することのないよう、第一種奨学金に申し込んだ学生の中から、
家計状況が特に厳しい世帯の学生を対象とし、奨学金の貸与終了後、
賞与を受けた本人が一定の収入(年収300万円)得るまでの間、奨学金の返済期限を猶予する制度です。
●入学時特別増額貸与奨学金(利息付)
「国の教育ローン」の融資を受けることができなかった人は、第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(利息付)とあわせて、入学時の一時金として「入学時特別増額貸与奨学金」の貸与を受けることができます。
貸与額は、10万円、20万円、30万円、40万円、50万円から一つを選択します。
家計の基準は、世帯人員により異なり、家計支持者の収入金額が選考の対象になります。